直木賞受賞作家である渡辺淳一さんが先月の4月30日に東京都内にある自宅で亡くなっていたことがわかりました。
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「失楽園」でムーブメントを起こした作家の生涯
昭和8年生まれの渡辺淳一さん
よく知られている所では1966年札幌医科大学で助手を務めた後に整形外科教室講師として務め同大学の心臓移植事件を題材にした「白い宴」を発表したことから大学を去りました。
翌年の1970年に第63回直木賞を受賞
「光と陰」で直木賞を受賞した後は本格的に作家としての活動をはじめます。
以後デビューから40年作家として多くの作品を世に残してきました。
平成7年に発表された「失楽園」では当時タブーとされていた男女の不倫関係を見事に描き出版された本から映画化されるなどその影響力は大きく不倫を題材にした映画では大きなヒットを飛ばしました。
また当時の流行語大賞にも選ばれるなど渡辺淳一さんの代表作としても異例のヒットとなったようです。
ヒット作は「失楽園」にとどまらずその後も連発し生涯現役で作家活動を続けている1人でもありました。
そんな大作家である渡辺淳一さんを襲ったのは前立腺がんでした。
自宅療養を続けていたということですが家族の見守る中治療の効果も限界がきて、
先月の4月30日に東京都内にある自宅で亡くなり本人の意思もあって葬儀は家族葬と言う形でしめやかに執り行われたそうです。
ファンはもちろんのこと次回作を期待していた関係者らも含め多くの方が肩を落としているとのこと。
渡辺淳一さんのご冥福をお祈り致します。